ツボ刺激の効果

体は東洋医学の考えでは気と血の循環によって体のバランスが保たれているということです。気血の流れは経路と呼ばれており、その経路が交わるところがツボです。その経路の流れが滞ると、病気の原因になるということで、ツボを刺激することによって病気の予防や、気血の流れを元通りにしてやっかいな症状を改善することができるというコンセプトです。

世界的なツボ、鍼灸治療のひろがりにおいて、世界保険機関WHOは、1989年にツボの名称を統一し、2006年の国際会議で361のツボ位置の統一を決めました。それまではツボの呼び方や場所が、各流派や団体によってまちまちだったのです。

それからツボ刺激の方法も、いま一番ポピュラーなものとして指圧マッサージがあるのですが、それでも効果がでなかった、そしてもともとの体質改善やより強いツボ刺激として鍼灸を利用する人が増えてきました。より多くの刺激がツボに与えられ、症状の緩和や治療に大きな効果をもたらしています。鍼を皮膚に刺し、もぐさを燃やすという、一見変わった治療法ですが、その効果の程は、実証され、いまは世界各国で鍼灸治療が行なわれています。体にやさしく、また体のもともとの免疫機能や代謝機能を高める治療法でとても有効だということが世界に認められています。

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