鍼は自分のを使える?

鍼治療のなかで最も気になる部分は衛生面です。鍼は血管にささないから感染症の心配はないという意見もありますが、体の内部に入るものだけに、衛生面や感染症の心配はつねにつきまといますし、またそれが鍼灸院を選ぶときの大きな問題となります。そのために、鍼灸院では、個人ごとに鍼を変えたり、医療レベルでつかわれている消毒法を実施していたり、または使い捨ての鍼を使用しています。昔ながらの使い回しは不衛生だし、それが鍼の普及を妨げるものになってしまうからです。

最初に自分の鍼を買いそろえてしまう人もいます。多少お金がかかりますが、その後の安心を買える、そして長く鍼治療をしていきたいと思っている人ならそう高い投資でもないでしょう。そしてできれば自分の鍼をキープできない鍼灸院でも、使い捨てであることが望ましいでしょう。

治療代や治療の回数にもよると思うのですが、やはり衛生面の管理は鍼灸を受ける面でもっとも大事なことです。気兼ねなく、また安心して鍼灸の治療を受けることができるように、最初にはっきりと鍼の管理方法やどんな鍼をつかい、消毒、もしくは使い捨てなのかよく質問しておくといいでしょう。心配しながら施術を受けると、治療できるものもできなくなってしまうかもしれません。

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